ヴァんぷ!Ⅱ (8/10)

ヴぁんぷ!〈2〉 (電撃文庫)

ヴぁんぷ!〈2〉 (電撃文庫)

 もう前作のキャラ名とか忘れているというのに、新しいキャラが増えるわ増えるわ。誰が新しいキャラなのかもよくわからないこの状況、相変わらず成田良悟っぽい展開です。スイカってなんだスイカって。ついでに言うなら前作の話の内容ほとんど忘れちゃってるんですが。食鬼人の設定とかもう覚えてなかった。
 さて、最後まで読むとわかるんですが、途中で終わってます。あとがきで作者が言うには前後編なので3巻でこの話は終わるんでしょう。最初からサブタイトルなりなんなりに<上>とか<前>とか付けてほしいものです。物語の内容自体の感想は、後編が出てからにします。まぁ、単純におもしろかったし、引きも良かったとだけ。
 内容以外の点では、また相変わらず長いプロローグ。ちなみに、成田良悟はプロローグが長いというイメージがあるだけで、本当に他の作品が長かったかは覚えてません。このように複数の長いプロローグを書いてるのを見るたびに、PBMのGMをやればいいのにと思ってしまいます。
 物語はまた相変わらず複数視点で進んでいきます。結構いろいろな話が混じってたから長かった気がするけど、作品中の時間はあまり進んでないんだよなぁ。そして最後にきっちり全部まとめてくるからこの人はすごいなぁと思います。おそらく次はヴァんぷⅢではないんでしょうが、それでも近い将来後編は出るでしょうから、楽しみに待ってることにします。