図書館戦争 (8+/10)

図書館戦争

図書館戦争

 タイトルを見て、今回は自衛隊は出てこないのか、と思っていたら普通に軍隊っぽいものが出てきました。だまされた。
 登場人物の性格とか、今までの作品に出てきたのと同じような人たちなんですが、そこが良いですね。
 有川浩のこれまでの作品と比べて、設定が細かく作られている気がします。最初読んだ時は結構ぶっ飛んだ設定だな、と思いましたが、読み進めるうちにありえない設定でもないと思いました。拡大解釈可能な法案は怖いですね。
 話としては、ほとんど章ごとに一話完結で、有川浩の作品としては初めて続巻が出せそうです。今回は図書館側からの視点の話しかなかったので、次回は良化委員側からの話も読みたいところです。